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Sergio Peresson

1960 / Udine, Italy

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セルジオ・ペレッソンは、イタリア生まれの弦楽器職人。1913年イタリアのウディネで生まれたセルジオは、1943年に初めてのヴァイオリンを作った。1963年にフィラデルフィアに移った彼は、有名な楽器店であるWilliam Moennig and Sonに雇われる。ペレッソンが最高の楽器を丹念に研究することを可能にしたのは、まさにMoennigの店舗だった。彼は古い巨匠たちのコピー(その中には、同地の管弦楽団のコンサートマスターのノーマン・キャロルが所有していた1743年の「Spalding」ガルネリ・デル・ジェスも含まれる)を数多く手がけ、彼が製作した楽器は、その品質で、演奏家たちの間で高い評価を得た。1971年にMoennigを去った彼は、以降1992年に亡くなるまでニュージャージー州ハッドンフィールドを拠点として製作を続けた。1970年代半ばから1980年代初めにかけて作られた楽器は、ペレッソンの作品の中でも最高レベルであると一般的に認められている。
ペレッソン作の楽器を所有し、演奏したソリストには、アイザック・スターン、ユーディ・メニューイン、イヴァン・ガラミアン、William DePasquale、ピンカス・ズーカーマン、ノーマン・キャロル、ハイメ・ラレード、ユージン・フォドア、マリア・バックマン、Lenuta Ciulei、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ジャクリーヌ・デュプレらが名を連ね、またアレクサンドル・マルコフはその著名なパガニーニの「24の奇想曲」の録音の際に、1970年作のペレッソンのヴァイオリンを使用している。

フィラデルフィア管弦楽団の元コンサートマスターで、ペレッソンのヴァイオリンを2丁所有しているノーマン・キャロルは、ペレッソンを世界で「最も卓越した職人」と呼んでいる。
1970年以降、デュプレが主に演奏に使用する楽器はペレッソンのチェロであった。1970年に夫のダニエル・バレンボイムの依頼で製作されたこの楽器は、1970年のバレンボイムの指揮によるフィラデルフィア管弦楽団とのエルガーのチェロ協奏曲の録音の際に使用された。1987年のデュプレの没後、この楽器はアリソン・エルドリッジの手を経て、バレンボイムからエルサレム弦楽四重奏団のキリル・ズロトニコフに貸与されている。
需要に応えることができなくなり、ペレッソンは1982年に新たな注文の受付を停止する。妻のMargitによると、注文者のウェイティングリストには180人の音楽家の名が連なっていたそうだ。
彼は、理想的な楽器の音質は、美しさ、音色の均一性と明瞭さ、豊かな響き、力強いプロジェクション、そして素早く容易な反応であると信じていた。

この素晴らしいヴィオラは、当時の弦楽器製作の第一人者として最高の響きを持つ楽器を作るというペレッソンの目標を体現している。よく通る非常にクリアな音色で、ソリストや力強い楽器をお探しの方にお勧めしたい。複雑な倍音を多く含む非常に均一な音を持つこの楽器は、非常に寛容で演奏しやすいのが特徴。この時期に製作された優れたペレッソンのヴィオラは、世界中で特に高い需要があり、この楽器の幅広い音色を存分に活用できる要求レベルの高い演奏家にこの優れた楽器を日本で提供できるのは喜ばしいことである。
 

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