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Jago Peternella

1956 /

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ジャゴ・ペテルネッラは1886年4月29日、イタリアのヴェローナの近くで生まれた。彼は若くして彫刻やスケッチ、絵画、木工で芸術的な才能を発揮。バイオリニストとしての教育を受け、優秀な演奏家となるも、次第に彼はヴァイオリン製作への興味を育て、当初どこで製作を学んだのかは不明であるが、十代のうちにヴェローナで楽器を作り始めたようだ。

ペテルネッラはヴェネツィアへ移り、1920年代にジュリオ・デガニの下でヴァイオリン製作技術を完成させたと考えられている。続いて、ペテルネッラは、米国とイタリアのヴェネツィアで多くの時間を過ごし、多数の素晴らしい楽器を作った。1940年代、ペテルネッラは、ニコロ・アマティとカルロ・ベルゴンツィと4丁のストラディバリのヴァイオリンを所有していたロサンゼルスのコレクターのアルバート・ヘインズ・ウォレスと密接な関係を築いた。彼はペテルネッラにコレクションのメンテナンスと修理を依頼し、また
楽器の製作も注文した。この依頼によりペテルネッラは、これらの重要な楽器を研究し、その成果を自分の製作に応用した。

ペテルネッラの顧客には、Bernardo ParrouchiやAlan de Veritch、Signora E. Frank、David Frisina(ロサンゼルス・フィルハーモニックの元コンサートマスター)、そしてGregor Piatigorskyなどが名を連ねる。
1959年11月26日付のピアティゴルスキーからの手紙には、ペテルネッラの楽器への賞賛が綴られている。

「親愛なるペテルネッラ様
2つの新しいチェロを目にするとともに演奏できて、嬉しく思っています。最高の技量とこれらの楽器が持つ音の 「Mir」(ロシア語で「世界」)には特に感銘を受けました。あなたの素晴らしい業績に、お祝いを申し上げます。
心を込めて
敬具 グレゴール・ピアティゴルスキー」

ペテルネッラの楽器は安定した甘みのある音色を持つと言われ、ヴィオラには特に定評がある。

1951〜52年頃、ペテルネッラは、ブレーシャの製作者ガスパロ・ベルトロッティ「ダ・サロ」の本の執筆に貢献した。ダ・サロの作品の研究が彼に与えた影響は、ブレーシャ派の独特なつくりをもつこのヴィオラにおいて垣間見ることができる。ペテルネッラの作品の中で、イタリアで作られた楽器の方が一般的に評価が高いが、この楽器は1955~56年のヴェネツィア滞在期間中に作られた。
 

この素晴らしい作品の元所有者はアメリカのヴィオラ演奏の音楽院教授で、長年にわたりこの楽器をメインの楽器として使用してきた。演奏しやすいサイズであり、すべての弦の奏でる音色は力強くクリア。この楽器は、豊かで力強い音色を求めている演奏家にお勧めしたい。
 

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