c. 1600 Tyrolean Lion Head Viola

このビオラは、我々が色々な観点から魅力的であると感じる。1600年頃にドイツで制作され、400年以上その所有者達によって代々愛されてきた楽器で、堂々たる姿をしている。

古い楽器に見られる大きいサイズに見合う、豊かで暖かいサウンドを生み出す。見た目的に最大の特徴は、何と言っても我々がこれまで見た中でも最も気品と風格のあるこのライオンの頭の彫刻。他にもライオンの彫刻の楽器はありますが、比較すればすぐにこのビオラの制作者が大変な名工であったことがわかる。制作者が具体的に誰であるかは判明していないが、その分、比較的手ごろな価格で、1600年頃に制作された状態の素晴らしい楽器を所有する貴重な機会である。